<新☆ヨダカの星のあらすじ>
原作と同じようにヨダカは、その特徴(身体的異なり、生活)が原因で廻りの鳥たちから
いじめに会います。さらに、ヨダカという名前を気に入らない鷹にも身勝手な理由から名前を変えろと脅迫にもあい、より孤独になっていってしまいます。
ヨダカは誰か助けてと叫びながら、涙に濡れたまま夜空に飛び立ちますが、夜のハンターと呼ばれるフクロウに捕まってしまいます。
しかし、フクロウはヨダカを捕食しようとしたのではなく
逆にヨダカの傷ついた心を癒やすような言葉をかけ、勇気づけようとします。
ヨダカの様子を観察しながら、更に元気づけようと嘘をつき、夜空に羽ばたかせようとしているのです。
ヨダカは飛び出した夜空で羽虫やカブトムシを食べますが、
今のヨダカは虫に自分の身を重ね、食べることさえままならぬ程落ち込み、
自らの死を考えるのでした。
そんなヨダカでしたが、山焼けの火に気づき、兄弟の様子を気にかけながら立ち寄り
言葉をかけ、そこで別れの言葉を伝えるのでした。
そうして、行く宛もないまま夜空を飛び回り、疲れ果てたヨダカは夢の中で
憧れの昼間に輝く太陽や次々と星座が現れ、ヨダカの流す涙について不思議なことを告げられるのです。
生きる意味を星座に尋ねるヨダカでしたが答えを見つけられることはありませんでした。
いじめられた悪夢も蘇り、飛びつかれたヨダカは再び、星座から不思議なことを告げられます。
それは、今見えている星座の輝きは過去の光で、今と過去、それに未来は
時間の経過ではなく、ただの場所であるということと、ヨダカのことを
過去に留まる小心者だと告げました。
ヨロヨロして夢から覚めた時、ヨダカは一瞬にして再び誰かに捕まってしまいます。
ここでも、ヨダカを捕まえたのはフクロウだったのでした。
フクロウはヨダカのことを遠くから見守っていたのです。
ここでフクロウは白いカラスのことを突然話し出しました。
「黒いカラスは昔、真っ白で、太陽を救い出してから黒くなったのだ」と。
そうして、ヨダカにこう告げるのでした。
「お前は遙か向こうで輝いておる星屑たちの声には何も気づいていない」と
「お前が見ているのは過去だけで、未来はまったく見ていない」と
暗い夜空でずっと見守っておる星屑の存在を話すのでした。
「雲にかくれ目には見えずらいがな、見えていないところにも友はおる」と。
夜空には無数の友達がいました。
ヨダカは一人ではなかったのです。
そうして、ヨダカは再び夜空に羽ばたくことが出来るのでした。
星座も星屑もそんなヨダカを見守っています。